三上 新一さん

普及会紹介


会長名 三上新一
生産者 30名
実施面積

約50ha(大豆)、約40ha(米)

作付品目 米、大豆

 

 中里町は、津軽半島の中央部を走る津軽山地と岩木川の間に挟まれた津軽半島の中央部に位置しており、平成17年3月に市町村合併により中泊町となりました。

総面積の約6割が山地で、約3割が平地です。袴腰岳(標高628m)をはじめとする山地は、スギ・ヒバなどの針葉樹林を中心とした国有林となっています。

岩木川河口付近の平野地帯は、地下水面の極めて高い低湿地で、堆積により稲作などに適した肥沃な土壌となっています。

 

 

 草取り作業

 

MOA自然農法に取り組むきっかけ


 昭和37年、自然農法の思想・哲学に感銘し、自然農法に取り組み始めましたが、当時は農薬を用いた農業が主流でしたので、周囲からは批判の眼差しで見られることも多々ありました。また、自然農法の技術が確立していなかったため、収量が上がらずに涙をのんだこともありました。

昭和61年、妻が体調を崩し、また、近隣の農家の子供がアトピーなどで苦しむ姿を目の当たりにして、本格的に自然農法を実施、『MOA自然農法ガイドライン』にそった土づくりに取り組み、稲穂が見事に稔りました。

  

 大豆のうねを起こす作業

冷害の中評価される


  平成3年、MOA自然農法五所川原産地支部を発足。平成5年には、農業改良普及センターの推薦を得て、県の認定資格である「農業経営士」を取得し、行政と組んだ活動もスムーズに進むようになってきまし

た。

同年の大冷害では、青森県中里町が作況指数18という最悪を記録する中、五所川原産地支部は1反当たり約30キロの減収に食い止め、自然農法が社会的にも評価され、平成6年には、中里町に自然農法研究会が立ち上がりました。現在では生産者30名の仲間が自然農法研究会に所属し、みんなで親身になって支え合い、気楽に農業技術について教えあっています。

 

有機JAS認定産地

環境保全型農業として


 近年、環境保全型農業として、注目を集め、県や町にも認められるようになりました。さらに平成12年6月の改正JAS法の施行を受け、また愛好者の要望に応えるため、平成13年5月11日認可を受けました。

平成14年には、研究会結成以来の稲わらと籾殻による土づくりを基本とした稲作を実施していること、ライスセンターや堆肥センターを設置して品質の向上を図っていること、独自ブランドを確立し、消費者の方々と活発に交流していることが評価され、『第7回環境保全型農業推進コンクール』で大賞(農林水産大臣賞)を受賞することができました。

 

地域のみなさん

今後の生産


 また、この頃から、生産調整の実施もあり、大型の機械を購入し、大豆の生産を本格的に取り組み始めました。しかしながら、MOA自然農法での大豆生産は除草と虫との戦いであり、収量が思うようにあがらない年もあります。今後も私の大豆を待っている方々のことを思い、引き続き大豆生産を続けていく所存です。

 

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